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Maison fold
2026年4月22日読了時間: 約1分

Maison Margiela / Folders

Maison Margiela / Folders:
アーカイブをひらく


なぜ今、マルジェラは制作過程を明かすのか

メゾン マルジェラは、これまで常識的な方法で語るブランドではありませんでした。マルタン・マルジェラによる創設以来、このメゾンは匿名性、脱構築、そして見えているものよりも隠されているもののほうが強い力を持つことがある、という発想を軸にアイデンティティを築いてきました。Maison Margiela / Foldersでは、その哲学が外へと開かれます。ブランドの内側にある世界を、一般の人々が体験できるかたちで提示する試みです。単なる展覧会シリーズではなく、foldersは生きたアーカイブとして機能します。通常はアトリエの奥に留まるリサーチ、リファレンス、制作プロセスをのぞき見ることができる、貴重な機会です。

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ファッションのスピードがかつてなく速くなっている今、このプロジェクトはとても意図的に感じられます。流れを少し緩め、完成した服を消費するだけでなく、その背景にある思考、実験、文化的な積み重なりを理解するよう観る側を促します。そうすることでメゾンは、派手な演出ではなく、深さによって自らの長年の影響力をあらためて示しています。



都市をめぐる、生きたアーカイブ

今年4月、中国の複数都市で開催されるMaison Margiela / Foldersは、メゾンの核となる要素ごとに構成された展覧会と体験型イベントのシリーズとして展開されます。参加申し込みは専用のWeChatミニプログラムから可能で、追加のビジュアルや内部資料はMaison Margiela / FoldersのDropboxでも共有され、体験は物理的な会場を超えてデジタルアーカイブへと広がっていきます。

それぞれの会場がひとつの章となり、ブランドのビジュアルランゲージを形づくる異なるレイヤーを明らかにしていきます。

 

ARTISANAL:創造の言語

上海、4月2日〜6日

Artisanalの展示では、1989年から現在までのクチュールピースが一堂に集められます。これらの作品がまとめて公開されるのは今回が初めてです。そこに並ぶのは、メゾン マルジェラの中でも最も実験的な側面を体現するピースたち。変形、再構築、既存素材の再解釈によって生み出された服です。

ここでは、これまで見えにくかったアトリエの営みそのものが可視化されます。隠されていた技法が中心に置かれ、ファッションは商品ではなく、プロセスとして捉え直されます。


ANONYMITY:消えることの力

北京、4月7日〜12日

北京で開催されるAnonymity展では、新作とアーカイブを含む48点のマスクが集められ、メゾンの初期コレクションから続く重要な概念をたどります。マルジェラにとって匿名性とは、単なる不在ではありません。個人から意識を離し、作品そのものへと焦点を移すための方法です。

長い年月の中で、マスクはひとつの象徴となってきました。アイデンティティを覆い隠すことで、むしろ表現を際立たせる存在です。この展示では、その考え方が今もどのようにブランドのビジュアルランゲージを形づくっているのかが示されます。


TABI:表現を共有するコミュニティ

成都、4月9日〜13日

Tabiほど文化的な重みを持つデザインはそう多くありません。成都で行われるTabi Collectors展では、世界各国の9人のコレクターによる私的なアーカイブが集められ、ひとつのシルエットがいかにしてグローバルな個性の象徴へと発展していったのかが紹介されます。

日本の足袋ソックスを再解釈したことから始まったこのデザインは、今や単なるフットウェアを超え、アイデンティティや審美眼、そして共有されたカルチャーの中での帰属意識を示す存在になっています。

当店のTabiコレクションもぜひご覧ください。


BIANCHETTO:変化という行為

深圳、4月11日〜12日

深圳では、体験はより参加型のものになります。Bianchetto Atelierでは、来場者が自身の衣服を持ち込み、メゾンを象徴するホワイトオーバーペイントの技法を使って、アトリエチームのサポートのもとでカスタマイズを体験できます。

作り手と着る人の境界がほどける、非常に貴重な機会です。ここではマルジェラの哲学は、ただ鑑賞するものではなく、自ら体験するものへと変わります。


展覧会を超えて続く、影響と継承

Maison Margiela / Foldersは、単なる回顧展ではありません。ファッションがシーズンごとのサイクルを超え、アーカイブとして、対話として、そして変化し続ける実践として存在できることを示すひとつの声明です。

ブランドの内部プロセスを公開することで、メゾンは自らを特別な存在にしてきた本質をあらためて示しています。イメージよりもアイデアを重視し、慣習よりも実験を選ぶ姿勢です。そうすることで、メゾンはデザイナーだけでなく、観客がファッションそのものとどう向き合うかにまで影響を与え続けています。

Maison Margielaの世界をぜひご覧ください。

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